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AE to Director

■インストール
C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects 7.0\Support Files\Scripts

上記のフォルダに"AEtoDir.jsx"を入れてください。
また、元から入っている使わないjsxファイルは(sample)フォルダを作り、入れてしまえばすっきりします。


■設定
環境設定の一般設定
"スクリプトによるファイルへの書き込みと、ネットワークへのアクセスの許可"

にチェックマークを入れてください。


■注意

○アルファの持ち方
AEでアルファ付き画像ファイルをレンダリングする際は必ず、
出力モジュール設定→ビデオ出力→カラー: "ストレート(マットなし)"を選択すること。
Director内でのアルファの扱いはストレートです。"合成チャンネル(マットあり)"
を選択すると、Directorで黒エッジが出てしまいます。

※AEのみならず、画像を制作するときは全てこのルールで。


○動画ファイル
DirでAVIやQTは細かい編集ができないので、連番ファイルで扱えます。
連番の桁数は同一にしてください。

※"ef_light_1"から"ef_light_11"のような命名規則は認識できません。


○時間伸縮
AEの時間伸縮にはバグがあり、見た目上の数値と表示される絵が違うことがあります。
AEtoDirを使うと、時間伸縮レイヤーにタイムリマップがかかり、
表示されていた絵がずれる場合があるので注意してください。

※絵作りの際、あらかじめ時間伸縮レイヤーにタイムリマップを適用しておけば回避できます。



レイヤー1とレイヤー2は見た目上のパラメーターは一緒ですが、
レイヤー1の時間伸縮は実際には44ではなく、半端な数値のため、
表示される絵が違っています。

この状態でAEtoDirを使うとどちらも"400"がコンバートされてしまいます。

■使い方


コンバートしたいコンポジションを選択します。
上図のような、複数のコンポジションを経由した複雑なプロジェクトでも、コンバートできます。



ファイル→スクリプト→AEtoDir.jsxを選択します。
コンポジションの長さやレイヤー構成によって、書き出し時間が変わります。
時間が多少かかる場合もありますが、書き出し中は操作をせずにお待ちください。

中間ファイルはテキストデータで保存されます。
解析して実機用コンバーターとしても使えます。
(カスタマイズ等も相談受け付けています。)


DirctorでAEから書き出したテキストを読み込んでください。
読み込み時にスプライトの生成方法の指定ができます。

・3DレイヤーのZ座標を元にスプライトを並び替えます。
※2Dレイヤーと混在していたり、コンポジションがネスト化されているとずれる場合があります。
(3Dはなるべく単純な構造のコンポジションで作成してください)

・ステージ外のスプライトを消去します。

・キャストを外部リンクで読み込みます。

・コンバートできないレイヤー(調整レイヤーや平面など)を詰めるか詰めないか決めます。



スコアが生成されます。
トゥイーンのパスを外してください。
外さないと再編集をしたときに、キーフレームのデータが失われます。


■コンバートできる機能一覧

機能
備考
座標  
アンカーポイントと座標の計算 座標に変換される
スケール マイナスは反転として変換される
3Dレイヤーの拡縮率 方向や4頂点の位置は無視される
回転  
回転時にアンカーポイントがずれている場合の座標 XYZ軸全てに対応、拡縮率もコンバートされる
透明度  
エクスプレッションによる値の変化  
親子関係 親が3Dのとき、親に回転は使えない
プリコンポジション(階層化)  
ソースファイルのあるレイヤー TGA以外(TGAが使われている場合、同じ位置にPNGのダミーファイルを置くと、Dir側で自動的にPNGファイルを読み込みます。)
命名規則を守った連番シーケンス "bg_005.bmp~bg_024.bmp"のように桁数を統一する
タイムリマップ  
時間伸縮  
加算、スクリーン、覆い焼きリニア Add Pin
乗算 Subtract Pin(素材を階調反転する必要あり)
表示、非表示でコンバートするかしないかの決定 目玉マークのこと
レイヤーマーカー 一番上の階層のみ


■コンバートできない機能一覧

機能
備考
エフェクト  
3Dレイヤーの4頂点と方向 拡縮率のみコンバート
親が3Dレイヤーのとき、親に回転 子に方向が付くため
ソースファイルの無いレイヤー nullや平面
動画ファイル 連番シーケンスなら可

■マーカーのコンバート
 

AEtoDirをかけたコンポジションのマーカーをコンバートします。
Directorにすでにおいてあるマーカーとかぶる場合、
"新規マーカー 1 リーチ"のように後ろにコメントが追加されます。


■3Dレイヤーの扱い


カメラの位置を変更するときは、必ず目標点と位置のXY座標を同一にしてください。
同一でないと、3Dレイヤーに方向が付くのでコンバートできません。




上図のようなAEでY軸やX軸の回転を加えた場合、
拡縮率のみDirにコンバートされます。


■作例
 

かなり複雑なパラメーター設定ですが、完全にDirectorへコンバートしています。



■一括で書き出したい場合 (AEtoDir_select.jsx)


AEtoDir_select.jsxでは、コンポジションウィンドウで選択されたコンポジションを書き出します。


テキストの保存先を選択してください。
※マイコンピュータは指定しないでください、フリーズします。


コンポジション名がテキストファイル名になります。
※同名のファイルがおいてあった場合、上書きされるので注意してください。



■AEtoDirector_tc



AEtoDirector_tcでは完全にAfterEffectsと同じレイヤー構成を、
Directorで再現します。

AEtoDir_tc.jsxで書き出したtxtは
AEtoDirector_tcで読み込んでください。




上図のように、完全に同じチャンネル構成となり、
Directorでの並び替えもしやすくなります。

ただし、3Dレイヤーの並び替えはできません。


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